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003神は細部に宿る・・・・こだわることの大切さ

こだわりポイント


 

贅沢な空間を求めて

一日の仕事を終えてマンションに帰る。求めるものは「癒される空間」のはず、しかし、現実の玄関は下駄箱や傘など外で使うものがいっぱいで生活感満載の空間になっていませんか?

たまの出張でシティホテルに止まるとエントランスなどの広々した空間は疲れた体を癒してくれませんか?そんな心地よい空間を求めたい。しかし、現実にリノベーションの話をするとキッチンやお風呂やトイレが話題の中心になってませんか?何か「設備業者」と打ち合わせをしているみたいで。こちらはデザインの話をしたいのに。

私たちは、細かいことにこだわるようにしています。ミース・ファン・デル・ローエの言葉ですが、細部にこだわることは大切なのでとことんこだわります。同時に、ざっくりと全体から眺めることも忘れていません。ミースは同時に”Less is more”という言葉も大切にしていたのはこのことだと考えられます。


 

 

タイルの貼り方なんて気にしない???いいえ私たちはタイルの貼り方にもこだわります。

タイルは一定のサイズで大量生産されます。そのため、長さがタイルの一枚のながさの整数倍で割切れることはほとんどありません。そうなると一部はタイルを「割った」形で施工されます。1枚そのままのことを「真物」と呼びます。真物でないタイルが出てくるとやはり美しくない。

そこで、私たちは使いたいタイルに合わせて真物で貼れるように壁の長さを変更します。結果無駄な空間や使えない空間が出てきます。しかし、美しさを求めるために諦めません。企画の段階でタイルを決めることが大切なことになります。多くの場合は、タイルは企画段階で決めることはほとんどありません。せっかく気に入ったタイルが見つかってもそのタイルの持つ美しさが実現できるかどうかは「神のみぞ知る」になります。タイルは真物を使う、これがん「神は細部に宿る」ということだと言えます。

次にタイルの貼り方も重要です。例えば、スイッチの高さとタイルの目地を合わせること。こういったことは気にしなけれどうでもいいことです。しかし、ラインを揃えて空間は心地よく、一度意識するとタイルの目地とスイッチ類のラインがあっていない空間に入ると違和感を感じます。これらのラインを大切にするために、まずはスイッチやコンセントの位置を考え、その上でタイル割がキッチに行くようになるかを検証する。真物がきっちり入るの確認して初めて工事を始めます。


 

 

白にこだわる。メンテナンスが大変だから愛情が生まれる。だから白にこだわりたい。

白は膨張色です。そしてどんな色にも合わせられうため、室内で使うには便利な色になります。反面、白は汚れやすいためにメンテナンスが大変です。そのため、住宅メーカーやデベロッパーはクレーム対策のために白は使いません。ビニールクロスには細かい柄が入っているのが基本で、汚れが目立たないようにしています。

しかし、「白」の持つ効果は素晴らしいと考えています。色温度の低い光をあてて見えるシェルペイントで白く塗られた壁はなんとも言えない幻想的な美しさを醸し出します。落ち着いた感じの。とく左官仕上げでかつ鏝(コテ)仕上げのムラをわざと残していますのでなんとも言えない質感を感じられます。

今回は、玄関からの廊下を広く感じるようとの考えから廊下の壁は極力目立たないようにと考えました。そこで、トイレと洗面所の建て具は「漆喰」のシートを貼って仕上げることに。漆喰の質感もシェルペイントの質感と一体化するのでどこが扉で壁なのかわからないようになりました。ある意味”Less is more”を意識した空間に仕上がっています。


 

 

そしてラインを意識したデザインに

細部としてラインを意識したデザインの大切さをお話ししてきました。今回のラインを意識するのは「その存在をわからないようにする」ためにラインにこだわりました。プレインな空間になった廊下にはどうしても主寝室やトイレやお風呂が面しているため扉が出てきます。どうしてもハンドルレバーが必要になります。そこで、ハンドルレバーが強調されないようにするために白を採用します。その上で、ハンドルレバーの高さとスイッチの高さをそれえます。こうすることでハンドルレバーの存在が強調されることはなくなりますのでスッキリした空間を実現することが可能になります。


 

 

錯覚を利用することはデザインでは必要では・・・遠近法を意識して見ました

フランク・ロイド・ライトは遠近法を意識下デザインを活用しています。池袋にある自由学園明日館の教室のデザインでは黒板の高さに合わせて周り縁を意識して配置しています。遠近法は、奥行きや広さを強調する効果があります。目に入る情報は事実ですが、目から入った情報は脳の中で不足する部分があればそれを補うようにして画像を認識します。そのため、長い直線4つに囲まれた空間には奥行きを感じるようになります。

古いマンションではどうしてもサッシのサイズが低く1.8Mしかないこともあります。平成26年調べの統計では20歳台の男性の平均身長は1.72Mなので、この1.8Mは低いことになります。そこで。部屋にある直線を長く見せるようにすることで部屋の奥行きが強調されサッシが遠くにあるように誤解します。その結果低いサッシが低く感じなくなります。遠近法を活用した錯覚で室内もシンプルで綺麗になり、そして部屋が広く感じるようになります。


 

 

錯覚は相対的な空間の切り替えで高さを感じるように

フランク・ロイド・ライトはシカゴ郊外のオークパークの自宅で高さを感じる錯覚を利用した空間構成の実験を行なっています。子供のために作ろうとした遊び場としてのホール。思ったほど天井高が取れなかったので、錯覚を利用して高く感じる方法を考えます。それが、ホールに至るまでの廊下の天井をわざと低くする。低い廊下を通っていった先のホールの天井は相対的に高く感じる。

マンションのリノベーションでは配管の関係でどうしても天井の高さに制約がかかってくることが多くあります。そこで、通常はできる限り天井の高さを維持しようと天井を下げる部分は最低限にします。そのため、天井にでこみ引っ込みが

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