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002リビングでの時間を大切にしたい。狭い空間でも広さを確保したい

こだわりポイント

都会を楽しむ空間にしたい

ベランダからは池袋の高層ビルが一望できる立地。しかもベランダ側は柱以外はほとんどが窓なので室内からも同じ風景が見えるのでこの風景を独り占めできるような空間にしたいということからリノベーションの企画が始まった。

まずは、サッシが古いタイプで中桟があるタイプでどうしても狭く感じる。脳は危険予知のため風景の中で違和感があるものが存在すると強調するという特徴があります。わかりやすいのが街中の電線です。電線の太さは親指くらいですのでそれが20メートル以上先に見えるのであれば本当は気にならないはずです。しかし、やけに大きく見え邪魔臭い存在になります。

同じことがサッシの中桟でも当てはまります。そんなに大きなものではないのですが思いっきり気になります。そこで、今回のリノベーションに当たってはまず管理組合と交渉してサッシの交換の承認を受けることがありました。ねばりつよい交渉でサッシの交換は承諾を得ることができました。

普通にこの広さのマンションのリノベーションの相談をするとマルチユース的な部屋の利用を提案されます。リビングと寝室を区切るための可動式の解放可能な建て具の設置です。しかし、狭い部屋をわざわざ狭くする必要性ってあるのでしょう?狭い専有面積でも可能な限り広いリビングを求める方には不向きなリノベの提案です。加えて折角広く明るい窓を半分にするようなことは部屋全体を暗くすることに繋がります。広いリビングを求めるとは明るいことも当然求められることだと言えます。下の写真は典型的なリビングをマルチユースにするリノベーションの例です。このような部屋を求めているわけではないですよね。

 

 


まずは大きな窓に変えること。

大きな中桟のない大きな窓に変更しました。窓の選択にも色々と選択があります。窓というと多くの方が引き違いの窓にすることにします。実は窓には機能があります。一つ目は空気の出し入れ、一つには光の取り込みそして最後が風景を眺めるための。今回の窓は西側のバルコニーになりますので光が猛烈に入るかというとそうでもありません。

そのためにではないのですが、ともかく風景を独り占めしたいとの考えでしたので、ベランダへ出るための窓は風景の邪魔にならないところに設置するようにしました。実は一番いい場所にベッドを持ってきました。理由は、そこから眺める風景が一番良かったからです。朝起きて朝日にか輝く池袋のビル街を眺めるのって一日の始まりとしていいと思いませんか?

 

 


ベッドを作り付けにすることでマンションはスタジオに変わりました

ベッドを作り付けにするのか?それとも寝室を設けるのか?この議論は白熱しました。議論の中で、自宅に知らない人を招き入れることはない。招き入れる人は親しい友達や親族ではないか?しかもそんなに頻繁に来客がある家ってあるの?との話に行き着きました。

そう、1年に何日かのためにそれ以外の日の生活を苦しくする意味ってあるの?やっぱり広いリビングでゆったりとした時間を過ごす方が楽しいのでは?そう考えるとベッドは必要最低限にして、その分できる限りリビング広くする選択支を選びました。

そうなると大切になるのはリビングに座ったときにどういった空間ができるのかを考えるようになりました。空間的に音響としていい条件になる間取りです。そうなると、今は持っていないけど将来的に5.1chの音響システムに変えるかもしれないことを考慮するようになりました。

まるでスタジオになる。そこで、提案されたのが床下に給湯器の配管をしないといけないのでその配管スペースに音響用のケーブルを配管しておく。将来的に使うときにはその中に音響ケーブルを通せば床の上にケーブルが出てくることはなくなるのでスッキリした空間になります。

そこで一部床の上げ方を変更することに。写真のサッシの下に木部が見えると思いますがこちらの中に給湯用の配管と音響用の配管がされています。

 

 


キッチンはスタジオの中心に

狭い室内を有効に使うためにアイランド型の大型キッチンにしました。特にリビングのソファーからキチンを眺めたときに美しい風景が見えるようにキッチンの天板は杉の集成材にしました。下の写真でもわかると思いますが、実は細かい事に意識したデザインになっています。それは、スイッチ、ハンドルレバーそして建て具の蝶番の高さを揃えています。その事でスッキリしたラインが現れていると思います。

大したことではないのかもしれません。しかし、私たちはこう言った細かい事に気を使うようにしています。シンプルであり美しいことを目指しています。シンプルにする理由は将来的に気に入った絵画が現れてりして飾りたくなった時にクロスなどに模様が入っていたらその絵の持つ美しさを十分に表現できるとは限りません。そこで、私たちは美しさにこだわる方々のためにできる限りシンプルなデザインを提供するようにしています。

キッチンを支えるのは細くガッチリしたステンレスのポール。やはりシンプルなデザインが空間の良さを強調します。このT字に見える空間はいいものですよ。デザインとはやはり何度見ても飽きないということが重要なポイントだと言えます。複雑な構図なども良いのですが、やはりシンプルなものは協調をしないので周りに飾るものを選ばないので。

奈良にある国宝の新薬師寺です。すごくシンプルで何時間眺めていても飽きません。私たちはクライアントに提案するときにはこのようにシンプルなデザインにするように心がけています。

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