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1.違和感を感じる原因〜設備メーカーとの関係

建築関連の商慣習はかなり不思議な事があります。その一つが商流にあります。たとえば、メーカーの社長と人的つながりが有っても、その会社の商品を購入しようとすると必ず専門商社を通じて購入する事になります。どんなに深い付き合いがあっても。

基本的にメーカーは営業を抱えるリスクを考えるとメーカーは作る事に専念し販売活動は外部に委託する方が効率的であるとの考えからできあがったシステムです。この仕組みを維持するためにメーカーは私達ユーザーが支払う金額の10〜20%で商社に流しているのが現状です。メーカーが勇気を持って商社を使わずに直接ユーザーに販売するメーカーも出てきています。しかし、それは少数になります。

この商流の中で問題になるのが大口ユーザーに関する値引き。たとえば、同じキッチンでも1個買うのと200個買うのでは価格は当然変わってくるでしょう。とある製造品メーカーは1個でも1000個でも単価は変えないというポリシーで製造販売していますがそれは少数で、現実にはボリュームディスカウントをするのは商売の基本だと思われています。

そこで建設設備業者が考えた手法が「オリジナル」キッチンとか「オリジナル」ユニットバスという名称で大口ユーザーに供給を行うようになったのです。たとえば、つまみ一つを変更する。それだけで「オリジナル」という名称の使用が可能となります。ユーザーからすると「オリジナル」と書いてあると「何か特別なモノ」と誤解します。その誤解と商流の中で特別値引きを認める口実にするためにこの「オリジナル」という言葉を使うようになったのです。

基本的にはキッチンやユニットバスは一定のサイズの部品での組み合わせです。組み立てるときに大量生産された部品からそのサイズに合わせたものを採用して組み立てれば良いだけで。基本的に決められたサイズを守らないと本当の特注になりますので高価な物となりますがユニットをまもっていれば低価格での作成が可能になります。

 

メーカーと不動産業者の関係はこう言った相互依存の関係にありこの関係が保証にも影響を与えます。設備等に関してアフターサービス保証というものがあります。これは、使用にともない加湿が無い限りは一定期間の故障に関しては無償で修繕しますと言う規定です。この保証のお陰でユーザーはある程度安心して商品の使用が出来ることになります。問題はこの保証期間に関して不動産業者がメーカーから請けている保証期間内でしか保証しないと言うことです。そのため、保証期間に不具合が発生すると不動産業者は「メーカー」を紹介しておわり。保証期間を超えていると不動産業者は当然保証はしない。独自性が全くない状態になっています。本来業者によって保証期間の延長などはあってしかるべきだと考えられるのですが。

このあたりの事情がマンションのパンフレットを見ると「メーカーのカタログ」のように感じる理由もあります。

次回は設備を綺麗に見せるためにはどう考えるべきかのお話を。

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