PROJECT

1.違和感を感じる原因〜スッキリした空間はでこみ引っ込みは汚い空間に

住宅の商品企画をする時に陥る罠があります。出来上がる住宅は3次元の空間ですが、計画は2次元の平面で行います。そのため、3次元で出来上がると思っていなかったことが起こることはよくあります。特に2次元の図面は主に床をベースにした図面ー平面図ーで協議が行われます。通常の住宅であれば天井と床の間に障害物はあまりないので空間的には問題はありません。しかし、天井には梁があったり、下がり天井があったりするのででこみ引っ込みが発生します。

天井が上がったり下がったりするのは何故なのか?発生す原因は大きくは二つになります。一つが梁が出てくること、もう一つは排水管のための配管スペースの確保のために床を下げることが必要なり発生することによります。前者の梁による下がり天井は、梁のサイズによります。梁には2種類あって柱に載せてある大梁と大梁に載せてある小梁があります。この梁のサイズ分だけ天井が下がることになります。天井がスッキリしないのはこの小梁大梁による下がり天井に起因することが主な原因になっています。

この天井の右半分が大梁による下がり天井です。天井の写真は下の図のような部分から撮影しています。

どうしても天井を高く見せようと考えて大梁の部分だけを下げてしまいます。しかし、写真でわかるように違和感を持った天井になります。この際特に問題になるのが照明の位置です。この物件では、床をベースに照明の位置を決めているようです。天井の図面をベースに考えると上がっている部分の中心にダウンライトを設置します。今回は下がり天井の境が天井の中心にあるために、大梁のぎりぎりに照明が付けられています。これは床の平面図をベースに床の中心に近いところに設置したことからこう言った施工がされていると思われます。

これは同じ部分で照明をつけた写真です。本来天井を高く見せようと思って天井をあげたにもかかわらず、天井が低く感じませんか?梁によって天井の明るさに差が出ています、そのため天井の高さが強調されることになり梁下の低い部分が強調されることになり天井が低く感じてしますのです。また、光の反射で明るいところと暗いところができて、スッキリした感じがしませんよね。これがみなさんの感じられる違和感の原因なのです。

天井をスッキリさせた目黒パークマンションの天井です。写真中心部に天井の段差があります。この部分に実は大梁が通っています。そこだけを下げるデザインもあるのですが、あえて玄関廊下部分の天井を全て下げることで天井の高さにメリハリをつけ天井の高い部分は高くするようにしています。どうです?すっきりしていませんか?

こちらは松濤パークハウスの天井です。廊下部分の天井に関して梁型に合わせて同じように下げています。そのことで同じようにスッキリした空間を作るようにしています。先ほど指摘したようにこの天井の高さを統一することは照明による影を作りませんのでスッキリした明るい空間を作り出すことができます。みなさんが求めておられる空間とはこういった感じのものではないでしょうか?

ちょっとしたことです。しかし、「神は細部に宿る」。私たちは細心の注意を持って企画しています。

次回は、天井をスッキリされるためにはラインに関するお話でも。

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