PROJECT
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最近、SNSでながめていると結構「リノベーション」関連の写真の投稿や広告を見かけます。その中で気になったのが「発注をお考えの方そのコスト見直し方がよいのでは?」みたいな投稿・記事を見かけます。確かにコストは重要なポイントだと言えます。全ては予算ありきなので。しかし、そのコストとは品質に見合ったものであるのかと言うことですが、その本質は「その品質、仕様そしてデザインが求めているもの」なのか?そこがみなさんのお悩みだと考えています。
例えば、海外のホテルで疲れた身体で入ったホテル、寝室に行くと柔らかいカーペットが疲れを癒やしてくれる。そういった経験ありませんか?本来靴で歩くべき空間の室内を思わず裸足で歩いている。そんな心地よい空間を自宅で実現したいと考えてデザイナーや設計者に相談する。しかし、彼らの答えは、「カーペットは止めた方がいいですよ。ダニが出ますので健康に良くないですよ」と。却下されます。
日本カーペット協会の調査結果です。カーペットに関しての正しい情報を持っていないために発生する問題です。基本的にカーペットとダニによるアレルギーとは何ら関係は無いとの結論が公的機関の研究結果で公表されています。しかし、カーペットはダニがと言う話になっています。
その他にもユーザーのような方がウールのカーペットの良さを書き込んであるサイトもあります。
前回のウールの効果とカーペットの効果を考えると必ずしもウールのカーペットを素材として否定することは出来ないと言えます。私達はあえて白のカーペットを使っています。それは白は高級色でメンテナンスが大変なためです。しかし、ウールのカーペットは白でもメンテナンスはそんなに大変ではありません。それはウールの持つ特性として汚れにくいと言うことにあります。
例えばワインをこぼしたとします。どうしたら汚れを落とせるか?そもそもがウールのカーペットはよほど雑な扱いをしない限りは汚れませんので、正しい日本語では「ワインを拭き取る」となります。ウールは人間の髪の毛と同じ毛ですのでよっぽどのことをしないと染まりません。そこでワインをこぼしたときにどう拭き取ればよいのかの動画を→youtube
どうです、わずか数分で綺麗になっているでしょう。これがウールのすごさなんです。こんなウールの良さを理解しているデザイナーや設計者はどの程度いるのかは疑問です。カーペットを使いたいといっても反対されて使えない。こんな問題の原因は彼らが素材の本質を理解していないからだと言えます。
そこで、こんなウールのカーペットの良さに関して次回は掃除についてのご説明をする事にいたします。
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