PROJECT
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本来はキッチンに関してのお話をする予定でしたのでしたが調べ物をしていたら見かけた写真が違和感を感じさせる写真でしたのでご紹介することにいたしました。
これはリフォームの施工例の写真です。問題は赤枠部分です。柱に対して二方向から大梁が乗っかっています。大梁ですのでどうしても梁下が低くくなるのでどうしても小さくカバーして室内を広く見せようとしています。
しかし、このやり方だと意図とは逆に梁の大きさを感じさせることになります。どうしても柱のサイズと梁のサイズが異なると段差が発生します。ここにどうしても段差を付けると光と影が出てくることになります。この光と影が梁の大きさを感じさせる事になるのです。
しかも二方向から同じ事がなされているためにより一層柱や梁の大きさを感じるようになっています。ここはやはり大梁の高さに合わせて梁型をふかすのがすっきりと綺麗に見れるようになります。
写真ではわかりにくいのですが、この例では柱型を大きくしてすっきりした空間にしています。どうしても人は見えているモノが真実だと思いがちです。しかし、現実には脳は見えたモノを過去の経験に合わせて判断処理して加増として認識します。わかりやすい例が錯覚でごまされる写真がありますよね?あの錯覚が現実と見えるモノとは異なっている良い例だと思います。
これも直線がゆがんで見える写真で。こういった人間の脳の特性を意識して企画するとすっきりした空間になります。逆に意識しないとみなさんが違和感を感じる空間になるのです。
株式会社アリストコンサルティング
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