PROJECT

リノベーションは建物との会話から始まる

2014年08月14日

何故買う事にしたのかの話の続きを。

前回お話ししたようにこの間取りでは一般消費者の方は購入する事ができない。よほど腹が据わっている方でないとリノベーションを前提とした購入は出来ないので売れ残っていた。一般の人が買わないとなると実はプロも買わなくなる。なぜか?殆どの業者相場を意識しリフォームする事で勝ちアップを考えて買う。しかし、このマンション内にはファミリータイプの部屋が少なく、そのため事例がない。そこで、相場が無いため販売価格に自信が持てなくなり、価格はコンサバティブになっちゃう。そこで提示される価格では売主は売る事には同意できない。そんな状況にあったのが「池袋シティハウス」

 

商品を考える時に「常識を疑え」と思う。するとこのプランでの疑うべき「常識」とはなんなのか?それはこのプランで小壁が邪魔なのは当然だが、それ以上に邪魔なものは玄関の入ってすぐの壁。これが邪魔の極地。ここでの「常識」とは「玄関から家の中が見通せるのは良くない」と言うもの。しかし、玄関から中が見通せるはよくないのか?好きなドラマに「刑事コロンボ」がある。ハイソな人達の犯罪を追いつめて行く。そのハイソな人達の家の玄関は広く家全体が見通せるような所にある。そうわざわざ玄関を狭く見せるような事はしていない。

 

必ず王手マンションデベの商品企画の担当者は言う、「家の中がみられたら困るでしょう!」と、でも今の時代玄関に家の中を見られて困る人は一日に何人くるのだろうか?「ヒカリノイエ」はオートロックで玄関脇に宅配ロッカーがある。そのため宅配業者が玄関まで来る事はありえない。すると、玄関に来る人はその家に入る人しかいないのが現実。そうすると、玄関を入口と考えるのか出口と考えるのかで見方は変わるが。しかし、玄関を入口と考えると明るくかつ広くするべきだと思う。

 

玄関に隙間があればニッチや収納を作ってそして間仕切り。これで貧そな玄関になっているのが日本のマンションの特長。私自身かつてはそういった感覚で商品企画をしていましたから彼らの考えも少しはわかるつもりです。

 

この壁を取っ払う事で玄関が明るくなるはず。それであれば玄関をデカクしちゃおう。現在私が住む「そらの家」は玄関が広い。その広さになれているので玄関を無駄に広くする事でその空間は心地よくなるはず。その自信はある。この無駄な空間は商品企画の中で「贅沢な空間」へと変わって行く。それを期待して簡単な商品企画をした。それに基づき仲介業者の方と購入に関しての打合せを持つ事になった。

 

初めての打合せで商品企画まで考えている私の行動に担当者は感動し積極的にかかわってくれる事になりました。

次回は工事の状況の話でもしたいと思います。

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