PROJECT

1.違和感を感じる原因〜素材を理解していないリノベ業者

素材を正しく理解するのは難しいことだと思います。理由は単純では無く多くの要因が複雑に絡まっているでしょう。それを前提として単純化して考えると、理系と文系の違いが基礎にあると思われます。単純な理系と文系の分け方で判断するに問題がないとは言えませんが、やはりこの要因が大きいと思います。

どうしても文系の方は化学や物理の実験をやっていない方が多いために「物理現象」や「化学現象」に関しての理解が薄い傾向があります、そのため開発者や説明者の解説をそのまま鵜呑みにする傾向があります。どうしても今起こっている現象に関して「なぜ?」と考えるのではなく、「そうなんだ」と受け入れがちなので。

そうなると、思い込みが判断基準になり、なおかつ過去の経緯や自己の経験から判断をするようになるためあやまった印象を持ちがちなのです。そのことが「素材」に関する理解不足を招き、みなさんが求めている疑問の答えを得ることができない原因になっています。

たとえば、私達が多用する「ウールのカーペット」。この事を正しく理解しているデザイナーを含めてリノベーション関連の人たちから聞いたことはありません。「カーペット」と「ウールのカーペット」は全くの別物です。しかし、多くのデザイナーやリノベ業者でその違いを理解している人を見たことがありません。

多くの方がご存じの「カーペット」はビニール、ポリエステルなどの化学物質。「ウール」は羊の「毛」ですので全く異なるモノです。みなさんがセーターやコートでナイロン製のとウール製では全く違うモノであるとご存じだと思います。その違いを多くのデザイナーやリノベ業者は気づいていません。彼らが知っていてみなさんに説明するのはあくまでも「ナイロン」製のものです。「ウール」について説明できる人は皆無です。

ウールの本質を理解する上で、一番判りやすいのは夏物の高級スーツは「ウール」と言うこと。なぜ夏に保温性が高くあったかな素材「ウール」なの?と疑問におもいませんか?理由は簡単で、ウールには髪の毛と同じように「キューティクル」があって、その「キューティクル」が空気を含んでいるため空気層が出来ます。この空気層が「断熱」効果を発揮するので夏場のスーツは「ウール」が良いのです。

こういった素材の良さの本質を理解して解説している方は不動産関連では少ないのが現状です。そのため、みんさんが思っている疑問に答えを出してくれる人に出会うことが無いのです。

次回はウールのカーペットの関してもう少しご説明を。

最近の事業化案件

お問い合わせ

株式会社アリストコンサルティング

〒151-0053
東京都渋谷区代々木5-55-6-307

☎03-6683-8388