PROJECT

奈良には想像力をかきたてます。

2017年06月17日

何度目になるのかわからない奈良行き。奈良の魅力は想像力をかき立てるところにあると思う。それを一番最初に感じさせるのは法隆寺にあると思う。中学生のころ覚えた句「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」。この句のお陰で法隆寺とは価値のないもののような印象を植え付けられていた。大人になって奈良に行っても法隆寺に行こうと思ったことは無かった。

そもそも「柿食えば」の句の位置づけが間違っていた。奈良と柿を配合した新たな俳句の始まりであった。そんな事は子供の頃には分からなかった。しかも子規が法隆寺を訪れたのは「日清戦争」に新たな日本を感じ困難の末に従軍記者として中国を取材する中で日本兵の野蛮さに今までの価値観が崩れる。そんな中帰りの船中に吐血し死に至るカリエスが発病し治療をしながら東京へ戻る途中奈良に寄っている。絶望のまっただ中の子規が創出したのがこの句であると考えると意味あることになるのだが、そんな事は子供の私にわからなかった。

さけていた法隆寺もはじめて訪れると自分の評価が間違っていたことに気がつく。まずは伽藍の配置。どこから見ても「シンメトリー」な配置は見受けられない。私達が商品企画をする場合に必ずと言って良いくらいに「シンメトリー」を意識する。理由は簡単でそれが最も簡単に綺麗に見える方法だからで。「アンシンメトリー」な空間は、一般受けを考えるとリスクがあるのでなかなか採用しない。

そこで、「なぜこんな空間にしたのだろうか?」と考えざるを得ないのが法隆寺で。五重塔に導かれる道筋もやはり直線的ではなく。配置から考えさせられる。そしてまずは五重塔に向かうのだが、その前に柱に関して感動するのである。

最近の事業化案件

お問い合わせ

株式会社アリストコンサルティング

〒151-0053
東京都渋谷区代々木5-55-6-307

☎03-6683-8388