PROJECT

キッチンのタイルは大切

2014年08月14日


さて本日はレンジ周りの話。前回の書き込みで全体プランの写真を掲載しました。その計上をご覧頂き感じて頂けるのは部屋の形状が扇形と言う事。この建物全体が南の開放意識したために扇形になっているからで。築年が古いため十分な建築関係の図面が残っていないので実際に現場で合わせて行くしかないのが現状でした。

そこで起った問題は扇形のラインが正確の直線でなく若干の膨らみがあったみたいで。そのため、和田さんの図面の指示通りに寸法を採ると壁側からとるのと建物中心からとるのでは微妙にずれがあった。しかも扇形になっているため壁サイドでのずれは扇の広がりあわせて広がる。少しのずれが大きなずれになりやすい。特にレンジの厚みがあるのでレンジの奥で測るのと手前で測るのではやはりずれが生じる。

長谷川さんは中心線から寸法を追った(墨だし)。和田さんの図面は壁から寸法を追っていた。和田さんはタイルの目地の入り方を意識して、一枚のタイルを割る事も無くきれいに一枚もの(真物)で仕上げる予定にしていた。レンジフードのサイズとタイルのサイズを合わせていたのでタイルはきれいにレンジを囲うように設計していた。しかし、墨だしの問題からレンジフードとタイルの目地は合わない状態になっていた。加えてレンジフードの位置とレンジの位置も微妙にずれていた。

タイル割りの問題はあまり気にしていなかったが、レンジフードとレンジが微妙にずれている事は気になったので長谷川さんに質問した。すると、長谷川さんは図面通りに施工しているとの返事だった。その後和田さんが現場に来てダメ出しをした。何故タイルが真物できちんと入っていないのか?タイル割りがおかしいと。そこでの議論は聞いていて正直よくわからなかった。そうなると現場の空気はかなり怪しくなる。困った。

そこで、今一度墨だしをしようという事になった。長谷川さんは中心線から測ろうとしたら和田さんから待ったが入った。レンジの奥を壁から測って墨だしをしてと。すると、和田さんの図面通りのタイル割りが可能になりレンジフードもレンジもきれいにラインが出る。そう微妙に壁がずれていてそのずれがタイル割りをおかしくしていた。

リノベーションの大変な所はここでしょうと感じさせられる事件でした。墨だしの基準点を設計者と施工者がきちんと確認しておかないとこんな問題が発生する事になる。無駄な工事で無駄な時間を使う事になっちゃう。商品企画で真剣に考えないといけにと思わせる出来事でした。

次回は洗面に関してのお話でも。

最近の事業化案件

お問い合わせ

株式会社アリストコンサルティング

〒151-0053
東京都渋谷区代々木5-55-6-307

☎03-6683-8388